新社会人には複利を最大限活かした積立投資による資産形成がおすすめ

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我が息子を始め、新社会人向けにも是非ともおすすめしたい、インデックスファンドへの積立投資に関する話題です。

 

ブログを運営している米国株投資家の方々には比較的若い方が多いように思いますが、実は私が本格的に株式投資を始めたのは40歳を過ぎてからと遅く、投資についての知識が増えるにつれ、この歳になるまで始めなかったことに対する後悔の念が日増しに強くなります。

 

所詮タラレバの話なので、今更後悔しても仕方ないのですが、湧き出てきてしまうのですから仕方ありません。

 

そんな女々しい私ができること、それは自分自身が後悔した経験を我が家の息子をはじめとした世の若い方に伝えることで、私と同じような後悔をしないようにすることしかありません。

 

そこで今日は、自分自身のこれまでの反省や教訓などの経験を踏まえ、息子でも人並み以上の資産形成ができる可能性が高い、インデックスファンドへの積立投資に関するアドバイスを、遺言代わりに残してみたいと思います。

 

これから新社会人になるにあたり、今後資産形成にもチャレンジして行こうと考えている方も、選択肢の一つとして是非ご参考ください。

 

新社会人になったら一日も早く証券口座を作りなさい

 

資産運用に関する知識も経験も持たない君が人並み以上の資産を作るには、たっぷりとある時間を使い、複利効果を存分に発揮する必要があるから、新社会人になり次第、積立投資用の証券口座を作りなさい。

 

積立NISAでも構わないが、今のところロールオーバーができず20年しか税制メリットを受けられそうにないから、40年近く運用し続ける前提の君は特定口座にするのが良いだろう。

 

積立投資と言っても基本的には難しいことをする必要はなく、最初に手続きしてしまえばあとは放置する前提だから、人を介さないネット証券、例えばSBI証券、楽天証券などで十分だ。

 

後で作ろうと考えていると伸び伸びになってしまい、資産運用に費やす大切な時間を無駄にしてしまうから、入社式を終えたその足で申し込みだけでもしてしまいなさい。

 

米国株インデックスファンドへの積立投資を始めなさい

 

本当ならば、私のように米国個別株を薦めたいところだが、それなりに知識や手間が必要で興味が湧かない状態で続けられるものではないから、知識や時間がなくてもできるインデックス投資が良いだろう。

 

口座が開設できたら、ノーロード(購入手数料無料)且つランニングコストにあたる信託報酬が最も安いインデックスファンドに、給与から自動的に引き落とす仕組みを使って積立投資を始めなさい

 

毎月自分で給与口座から証券口座へ資金を移動しても良いが、毎月の作業になると面倒になり積立を止めてしまう可能性があるから、自動引き落としにしておきなさい。

 

投資先は、株式、債券、さらにはリートに至るまでいろいろあるが、米国S&P500指数に連動する米国株式に投資するファンドだけで構わない。

 

君は知らないだろうが、世界一有名なウォーレン・バフェットという伝説の投資家も、バークシャー・ハサウェイの投資家向け年次レターの中で、次のような遺言を残しているぐらいだから間違いはないだろう。

 

現金の10%を米国短期国債に、90%を低コストのS&P500インデックスファンドに投資せよ。この方針に従えば、管財人の長期的な運用成績は多くの投資家-年金ファンドであれ、機関投資家であれ、個人であれ-の成績を上回ると確信しています。なぜなら、投資家は、コストの高いファンドマネージャーを雇っている分、収益が低くなるからです


君が新社会人になる頃、どんなファンドラインナップがどのような条件で設定されているか分からないが、いずれにしても君がコントロールできるのはコストだけだから、とにかくS&P500連動の米国株インデックスファンドの中で、信託報酬最安のものを選びなさい。

 

なお、複利効果を最大限活用するには配当金(分担金)の再投資は必須だから、分担金の設定は必ず再投資型に設定しておきなさい。

 

不安になっても証券会社の人間に相談してはいけない

 

全員ではないかもしれないが、証券会社の人間もボランティアではなくサラリーマンである以上、仕事上で何らかの成果を残さなければならない。

 

その成果には、顧客が株式や投資信託を売買する際に発生する手数料も主な一つとして含まれており、普通の人間であれば手数料率の高い商品を薦めたがるだろうから、君にとって最良の提案をするとは限らない。

 

しかも、新社会人は資産運用について右も左も分からない状態の、言ってみれば狩りやすい獲物だと言っても過言ではないから、彼らにとっても格好のターゲットであるに違いない。

 

参考のために相談するだけなら構わないが、相談した結果薦められた金融商品を断る自信がないならば、最初から相談してはいけない。

 

ファンドの乗り換えは慎重に行いなさい

 

積立投資を始めた段階では信託報酬が最安のS&P500指数連動インデックスファンドを選んだとしても、時間が経てばより安い信託報酬の商品が出てくる可能性がある。

 

インデックスファンドにとって信託報酬はリターンを決める重要な要素だから、当然ながら安い方に乗り換えたくなるだろうし、その時点だけで考えれば乗り換えるべきだが、そこは早まって動かずにしばらく様子を見るようにしなさい。

 

一旦は最安になるかもしれないが、この業界も競争が激しくなっているだろうから、そのうち後追いで今のファンドがより安い水準まで手数料を下げる可能性があるからだ。

 

だから乗り換えるにしても、今のファンドはそのまま保有し続けた上で、次回の積立分から新しいファンドに投資し始めるようにし、間違っても早まって売却して乗り換えることがないように注意しなさい。

 

いずれにしても乗り換えるかどうかは、利用している証券会社の価格設定水準やサービスレベルから考えて、コストに関して業界をリードして行く可能性があるか否かで判断すると良いだろう。

 

放置出来る範囲内で出来るだけ多く積み立てなさい

 

新社会人になりたての君には遠い未来の話になるが、基本的に積み立てるインデックスファンドは、君が定年を迎えるまでは解約してはいけないものだと考えなさい。

 

従って、日々の生活ができず解約しなければならない状況が発生してしまっては意味がないから、投資していることを忘れてしまうぐらい生活に支障がない範囲内で積み立てなさい。

 

今の君には理解できないかもしれないが、米国S&P500のインデックスファンドのリターンを仮に6.5%と低く見積もっても、君が定年になる頃には今の10万円は複利によって100万円になっている可能性が高いから、できる限り若いうちに少しでも多く積立てておくのが良いだろう。

 

一旦始めた後は積立投資をしていることを忘れなさい

 

積立を始めた後は、自動引き落としの設定さえできれば毎月決まったタイミングで積立投資してくれるから、投資していること自体を覚えている必要はない。

 

むしろ、どんな悪いニュースが流れても、株価がどんな動きをしようとも、君が投資しているインデックスファンドには一切関係ない話だから安心して忘れてしまいなさい。

 

中途半端にニュースや株価を気にすると、売ってしまいたい欲望に駆られるから、そんな悩みや迷いを抱えるぐらいなら忘れてしまった方が良いだろう。

 

新社会人からしばらくは、慣れない仕事で忙しいだろうし、仕事だけでなく彼女も作りたいだろうし、その他にも若い頃しかできないことは沢山あるだろうから、投資のことなど忘れて他のことに熱中すれば良い。

 

臨時収入があった時は無理のない範囲内で追加投資しなさい

 

積立だけでも十分だが、スポットで追加投資できるならばそれに越したことはない。

 

したがって、ボーナスなどまとまったお金ができた時は、無駄遣いにならない範囲で好きなことや欲しい物に使い、残ったお金の内の一部は無理のない範囲内で追加投資すると良いだろう。

 

但し、投資はこれから40年近く続けて行かなければならないもので、ストレスになってはいけないから、追加投資に迷いや無理が少しでもあるようなら見送っても構わない。

 

最後に

 

資産運用の形はこれに限らないが、新社会人として何かと忙しくなることが予想されること、面倒なことが嫌いな性格などを考えると、中途半端にいろいろ手を出すよりも、この方法に専念した方が良いだろう。

 

株式投資の形も色々だから、今後も常に新しい投資対象や方法が出て来るだろうし、それに伴い途中迷いも出てくるかもしれないが、世界のプロの投資家達に勝ってきた実績を信用し、まずはこの方法を続けてみて欲しい。

 

絶対とは言えないものの、君がこれをやり続けられた暁には、君の未来はかなり高い確率で人並み以上に明るいものになっているに違いない。

 

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