リーマンショック時のS&P500指数連動型ETFの利回りを調べてみた

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100年に1度の大暴落と言われるリーマンショック時における、S&P500指数連動型ETFの最高分配金利回りに関する話題です。特に新たな発見などではありませんが、無性に知りたくなってしまったので調べてみました。

 

S&P500指数連動型ETFと言えば、有名どころではバンガード社のVOO、ブラックロック社のIVV、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ社のSPYなどが挙げられます。

 

ただ、VOOもIVVも比較的歴史が浅く、リーマンショック当時から販売されていたETFとなると、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ社のSPYのみであるため、今回はSPYを例として大暴落時の分配金利回りを確認してみようと思います。

 

リーマンショックの大暴落におけるSPYの最安値を再確認

 

さて、まずは分配金利回りの分母にあたる当時の株価から確認してみましょう。リーマンショックでは、2008年の暮れあたりから株価が暴落し始めましたが、最も株価が下落したのは翌年の2009年3月9日です。

 

そこで、ヤフーファイナンスからSPYの3月9日当日の調整後株価(終値)を調べてみると55.29ドルでした。リーマンショック開始前の2008年8月頃の株価が大体100ドル程度で推移していたことを考えると、およそ半分近くまで下落しました。

 

株価が最安値を記録した年の実績を用いた分配金利回りとは

 

続いて、分配金利回りの分子にあたる分配金についても、同じヤフーファイナンスのデータを使って確認してみます。リーマンショック中株価が最安値を記録した2009年の分配金実績を調べてみると、以下の通り年間累計で2.177ドルが支払われていました。

 

Dec. 0.59ドル

Sep. 0.508ドル

Jun. 0.518ドル

Mar. 0.561ドル   

TOTAL 2.177ドル

 

したがって、先にご紹介した最安になった株価を用いて分配金利回りを計算すると、3月9日時点で言えば3.94%ということになります。基本的に高配当株にしか興味を抱かない私から見ても、かなり魅力的な水準です。

 

現在のSPYの分配金利回りは概ね2%前後で推移しており、間違っても高配当銘柄と言えないETFであることを考えると、100年に一度の大暴落と言われる通り、やはりリーマンショック時は異常な状況であったことがお分かりいただけましょう。

 

将来のことは誰にも分からないため、リーマンショック級の大暴落が再び起こるかどうかは分かりませんが、いずれにせよ、SPYが今後先の分配金利回りに届くようなことがあれば、間違いなく買いだと言えそうです。

 

最後に

 

以上若干唐突感は否めませんが、SPYを例として、S&P500指数連動型ETFのリーマンショック当時の分配金利回りについて、興味本位で調べた結果をご紹介してみました。だからどうということでもありませんので悪しからず。

 

残念ながら、リターンの向上にはほとんど役に立たないトリビアの泉的なこの話題について、私同様に過去疑問を持ったことがある方は、この機会に是非参考にしていただければ幸いです。

 

www.usstocks.club

 

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