非課税メリットを受けづらいNISAは長期投資家にとって本当に必要なのか?
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先日NISAの継続利用の条件としてマイナンバーの申告を求められていましたが、最終的に申告せず、NISAの利用をこのタイミングで中止する決断をしました。
なぜ敢えて自分から中止するのか、疑問を抱かれる方もいるかもしれませんが、このまま持っていても今後も使わないことが分かっている他、マイナンバーを申告することにも若干抵抗があるため、無理に継続する必要はなかろうというのが大まかな理由です。
そこで今日は、2014年に鳴り物入りで導入されたNISA(少額投資非課税制度)について簡単におさらいした上で、私が利用することをやめた理由についてご紹介してみようと思います。
NISAとは
NISAとは、購入した上場する株式や投資信託などで得られる配当金や売買益に対して発生する税金が非課税になる制度のことを指します。
あまり知られていませんが、NISAの名称は「N」は日本(NIPPON)の頭文字、「ISA(アイサ)」はIndividual Savings Accountの略称のようです。なぜ「JAPAN」じゃなくて「NIPPON」なのか非常に興味深いですが、本題ではないので深掘りするのは止めておきます。
さて、ご存知ない方もいるかもしれないので、改めて一般的に謳われているNISAの主なメリットとデメリットを簡単におさらいしてみましょう。
NISA口座の利用実績
NISA口座を利用しない理由
最後に
以上、いろいろと書きましたが、とにかく私のような投資スタイルを採用する長期投資家にとっては、非課税メリットが受けられない可能性が高いこと、さらにはアレコレ面倒な点が多いことが利用していない理由です。
来年からは新たに積立NISAが始まりますが、非課税期間が20年間に伸びる点は評価できるものの、一方で非課税限度額が年間40万円と少なくなってしまうなど、そもそものターゲットに当てはまらない私にとっては、やはり合致しない制度だと言わざるを得ません。
同じ非課税をメリットとする制度ということであれば、NISAと同じく売買益に加え、所得税における非課税メリットも享受可能な企業型やiDeCoなどの確定拠出年金の方が、個人的にはるかに利用価値が高くメリットを感じますが、皆さんのお考えはいかがでしょうか?
現在まだ利用しておらず、今後利用することを検討されている方は、使わなければ損ということではなく、改めてこの機会に、ご自身の投資スタイルを考慮した場合にメリットを享受できるか否かについて、ご確認いただくことを是非おすすめします。